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eMAXIS一挙解説 – 人気 / 高評価のポイントと全66種総ざらい –

emaxis

今回はeMAXISシリーズについて解説していきます。

eMAXISシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用している、ノーロード・インデックス・ファンドシリーズです。

「ノーロード」とは販売手数料のかからない投資信託のことです。

また、ノーロードだけでなく、信託報酬も低いのもeMAXISシリーズの特徴です。

そして、投資元本を増やす運用を目指しているので基準価額を下げる要因になる分配金の支払いを全てのファンドで行っていません。その影響か設定当初の10,000円に基準価額を割り込むファンドも少ないです。

 

eMAXISの基本的なものだけでもこれだけ(下図参照)の種類があるだけでなく、これ以外にも「eMAXIS+」「eMAXIS slim」「eMAXIS Neo」と幅広く展開されており、全て合わせて66本のファンドが運用されています(2033年6月9日現在)

参考:eMAXIS(イーマクシス)シリーズとは? | eMAXIS

 

この記事では、eMAXIS シリーズ全体の位置付けや、中でもeMAXIS Slimがおすすめのポイント純資産総額(2023年5月末現在)上位2つのファンド「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」についてより詳しく解説していきます。

最後に全66のファンドの特徴や実績(過去3年)なども一挙紹介します。

eMAXISシリーズ 1分でわかるまとめ
  • eMAXISシリーズは様々な投資対象に対応したノーロードのインデックス・ファンドシリーズ、現在ファンド数は66ファンド
  • 基本はeMAXISシリーズで、その中から一部の人気商品を低コストで提供しているのが「eMAXIS Slim」
  • コストが低いeMAXIS Slimシリーズがおすすめで、中でも「S&P500」や「全世界株式」を対象にしたファンドが純資産総額も高く人気

eMAXIS シリーズの4つの分類

eMAXIS シリーズの66本のファンドは、

  1. eMAXIS 
  2. eMAXIS +(プラス)
  3. eMAXIS Slim
  4. eMAXIS Neo

の4つに大きく分類されています。それぞれの位置づけは、以下の通りです。

シリーズ 概要 ファンド数
eMAXIS 「資産運用のベーシック・ツール」
株式・債券・リートなどの主要な指数に連動するインデックス・ファンドと、それらのインデックスを組み合わせたバランスファンドで構成
39
eMAXIS + 「資産運用のステップアップ・ツール」
コモディティ(金や原油、小麦などの商品)へ投資できるファンド
※現在は「eMAXISプラス コモディティインデック」のみ
1
eMAXIS Slim 「とことんコストにこだわった資産形成ツール」
これから資産運用を始める人に向けたシリーズで、上記のeMAXISシリーズの中からの一部ファンドをコスト(信託報酬)を抑えて提供
13
eMAXIS Neo 「投資のインフラに革新をプラス」
AIやIoT、宇宙などアクティブ運用のテーマ型ファンドが投資対象とするような分野に投資をするインデックス・ファンド
「宇宙開発」「ロボット」「遺伝子工学」など13の分野に投資でkる
13

eMAXISは、全部で66本もの種類があり、メインの「eMAXISシリーズ」だけでも39本もあるため、どれから見ていいのかわからないという人もいるでしょう。

ですが、各グループの位置付けさえ理解してしまえば、1本1本を全部確認する必要はありません。次の章では、各シリーズのポイントを整理していきます。

 

eMAXIS4シリーズのポイント

eMAXISは、全て何らかの指標(インデックス)に沿って運用されるインデックスファンドです。まずは基本となる「eMAXIS」と「eMAXIS Slim」について、それぞれどんなインデックスをベンチマークとしているファンドがあるのかまとめて見ていきましょう。

インデックス eMAXIS(39本) eMAXIS Slim(13本)
国内 日経225 eMAXIS 日経225インデックス eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
TOPIX eMAXIS TOPIXインデックス eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
JPX日経400 eMAXIS JPX日経400インデックス
JPX日経中小型 eMAXIS JPX日経中小型インデックス
JAPANクオリティ150 eMAXIS JAPANクオリティ150インデックス
ジャパンESGセレクト・リーダーズ eMAXIS ジャパンESGセレクト・リーダーズインデックス
国内債券 eMAXIS 国内債券インデックス eMAXIS Slim 国内債券インデックス
国内物価連動国債 eMAXIS 国内物価連動国債インデックス
国内リート eMAXIS 国内リートインデックス eMAXIS Slim 国内リートインデックス
海外 NYダウ eMAXIS NYダウインデックス
S&P500 eMAXIS S&P500インデックス eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500クオリティ高配当 eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス
NASDAQ100 eMAXIS NASDAQ100インデックス
全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
全世界株式
(日本除く)
eMAXIS 全世界株式インデックス eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く)
全世界株式
(3地域均等)
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
先進国株式
(日本除く)
eMAXIS 先進国株式インデックス eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
新興国株式 eMAXIS 新興国株式インデックス eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
日経アジア300
インベスタブル
eMAXIS 日経アジア300インベスタブルインデックス
先進国債券 eMAXIS 先進国債券インデックス
(為替ヘッジあり/なし)
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
新興国債券 eMAXIS 新興国債券インデックス
(為替ヘッジあり/なし)
豪州債券 eMAXIS 豪州債券インデックス
先進国リート eMAXIS 先進国リートインデックス eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
米国リート eMAXIS 米国リートインデックス
欧州リート eMAXIS 欧州リートインデックス
豪州リート eMAXIS 豪州リートインデックス
新興国リート eMAXIS 新興国リートインデックス
バランス型 eMAXIS 債券バランス(2資産均等型)
eMAXIS バランス(4資産均等型)
eMAXIS バランス(8資産均等型)
eMAXIS バランス(波乗り型)
eMAXIS 最適化バランス ※
eMAXIS マイマネージャ 1970s/1980s/1990s
eMAXIS Slimバランス
(8資産均等型)

※「eMAXIS 最適化バランス」はマイゴールキーパー/マイディフェンダー/マイミッドフィルダー/マイフォワード/マイストライカーの5種

 

この表からもわかるように、eMAXISとeMAXIS Slimの各商品は、国内外の「株式」「債券」「リート」のいずれかやそれらを組み合わせたバランス型の商品になっています。

基本となるeMAXISシリーズ全39種の中から、厳選されたものがeMAXIS Slimとして、より手数料を安くして販売されています。

eMAXISは国内外の株式・債券・リートのうち25のインデックスをベンチマークにしたものがありますが、そのうち10個のインデックスに対してしかeMAXIS Slimは用意されていません。また、バランス型についても「8資産均等型」の1種類しか採用されていません。

eMAXISシリーズと同じインデックスを参照しているものが11種類に、eMAXIS Slimにしかないものが「全世界株式(オールカントリー)」と「全世界株式(3地域均等型)」の2種類追加されています。

ベースとなるeMAXISとeMAXIS Slimのシリーズに加えて、以下のeMAXIS+(1本)とeMAXIS NEO(13本)を加えたものが、eMAXISシリーズの全容です。

インデックス eMAXIS+(1本) eMAXIS Neo(13本)
コモディティ
(小麦や原油、金など)
eMAXISプラス コモディティインデックス
特定の
分野
宇宙開発 eMAXIS Neo 宇宙開発
ロボット eMAXIS Neo ロボット
遺伝子工学 eMAXIS Neo 遺伝子工学
バーチャルリアリティ eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
ナノテクノロジー eMAXIS Neo ナノテクノロジー
ドローン eMAXIS Neo ドローン
自動運転 eMAXIS Neo 自動運転
フィンテック eMAXIS Neo フィンテック
ウェアラブル eMAXIS Neo ウェアラブル
クリーンテック eMAXIS Neo クリーンテック
電気自動車 eMAXIS Neo 電気自動車
コミュニケーションDX eMAXIS Neo コミュニケーションDX
水素エコノミー eMAXIS Neo 水素エコノミー

 

基本的な投資対象資産(インデックス)が重複している、「eMAXIS」と「eMAXIS Slim」ですが、eMAXIS Slimは「業界最低水準の運用コスト」を掲げているだけあり、Slimの方が手数料はかなり抑えられています。それぞれの信託報酬と純資産総額を比較してみましょう。

信託報酬(%) 純資産総額(億円)
eMAXIS eMAXIS Slim eMAXIS eMAXIS Slim
国内株式(TOPIX) 0.44 0.143 174.07 723.18
国内株式(日経平均) 0.44 0.143 376.17 279.91
国内債券 0.44 0.132 90.08 189.20
国内リート 0.44 0.187 149.17 129.32
先進国株式 0.66 0.09889 698.97 4,590.80
先進国債券 0.66 0.154 136.99 693.51
先進国リート 0.66 0.22 143.39 214.96
新興国株式 0.66 0.1859 347.83 1,094.44
米国株式(S&P500) 0.33 0.09372 309.40 21,127.44
全世界株式(日本除く) 0.66 0.1133 271.00 2,541.47
バランス(8資産均等型) 0.55 0.143 446.56 1,958.08

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

どのインデックスに対するファンドを見ても、eMAXIS Slimの方が圧倒的に手数料が抑えられています。特に、先進国株式で約6.7倍の差があり、概ね3〜4倍程度の信託報酬に差があります。

eMAXIS Slimは「取引はオンラインのみ」「目論見書は電子交付のみ」とすることで、業界最低水準のコストになっています。

その影響もあってか、概ねeMAXIS Slimの方が純資産総額も高く、人気があることがわかります。

ちなみにeMAXISシリーズ全66本のうち、純資産総額が1,000億円を超えているものは6本しかありませんが、全てがこのeMAXIS Slimシリーズです。

また、各シリーズの信託報酬は概ね以下の通りです。

シリーズ 信託報酬
eMAXIS 0.33〜0.66%
eMAXIS Slim 約0.09〜0.19%
eMAXIS+ 0.90%
eMAXIS Neo 0.792%

この信託報酬だけを見ても、eMAXIS Slimの人気が高く、おすすめであることがわかります。つまり、まとめると以下のようになります。

eMAXISのまとめ

国内外の株式や債券、リートへの投資を考えている人は、まずはeMAXIS Slimを検討してみてください。
Slimの中に、投資したい先がない場合は、より網羅的なeMAXISシリーズを確認してみてください。あるいは、どうしても対面での取引の方が信頼できる、安心感があるという人は、eMAXISシリーズに投資する必要があります。

コモディティや特定の分野への投資に興味がある人は、eMAXIS+やNeoを見てみましょう。

 

eMAXIS Slim注目ファンドピックアップ

では、そんなおすすめのeMAXIS Slimの中でも特に注目のファンドを2つピックアップして深掘りしていきます。ここでは純資産総額に着目して上位2つを見ていきましょう。

ファンドの純資産が多いということは、それだけたくさんの投資家が買っており人気があるということです。

純資産総額上位2つは

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/ 純資産総額 2兆1,127億円
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/ 純資産総額 1兆1,028億円

です。

この2つのファンドはどちらも日経新聞のファンドの純資産総額ランキング(2023年6月14日現在)で1位「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(約2.1兆円)3位が「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」(約1.1兆円)にランキングされています。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数である「S&P500」に連動する運用を目指すので、日々の値動きが確認しやすいファンドと言えます。

「投信ブロガーが選ぶ! Fond of the Year 2022」でも3位にランクインしています。

一方の、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国と新興国の株式を対象にしたMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動するファンドになるので、これ1本で世界成長を取り込めるファンドです。

日本を含む全世界(オール・カントリー)の株式に投資するものは、eMAXISシリーズにもない、eMAXIS Slim限定のものです。

ちなみにこちらは、「投信ブロガーが選ぶ! Fond of the Year 2022」で1位にランクインしています。

以下、それぞれのファンドについて、他のファンド運用状況の比較や評判について見ていきます。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用状況と評判

eMAXIS Slim 米国株式(S&P)インデック・ファンドなので運用成果はS&P500指数の値動き決まりますので、どれだけS&P500指数に近い運用ができているかでファンドの運用の良し悪しが決まります。

ファンドとベンチマーク(S&P500)の騰落率は以下の通りです。ベンチマークとのかい離は、過去3年で1.1%、設定来で1.7%とベンチマークを若干上回っていますが、ほぼ連動した動きをしています。

参考:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)|月次レポート(2023年5月31日現在)

信託報酬が0.33%のeMAXIS S&P500インデックスの騰落率と比べると以下のようになります。どちらもベンチマークに沿ったパフォーマンスにはなっていますが、信託報酬が低い分、eMAXIS Slimの方が騰落率は高くなっています。

信託報酬 騰落率
過去6ヶ月 過去1年
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372% 7.7% 11.8%
eMAXIS S&P500インデックス 0.33% 7.6% 11.5%
ベンチマーク 7.6% 11.6%

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用状況と評判

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円ベース換算)」に連動したインデック・ファンドです。

ファンドとベンチマーク(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)の騰落率は以下の通りです。

参考:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)|月次レポート(2023年5月31日現在)

過去3年で0.2%、設定来で0.3%とベンチマークを若干上回っていますが、ほぼ連動した動きをしています。

同じ指数をベンチマークとするファンド「たわらノーロード全世界株式」とも比較してみましょう。信託報酬は年率0.1133%とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同率です。

信託報酬 騰落率
過去1年 過去3年
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1133% 10.4% 75.2%
 ベンチマーク 10.3% 75.0%
たわらノーロード全世界株式 0.1133% 10.44% 74.90%
 ベンチマーク 10.85% 77.50%

参考:たわらノーロード 全世界株式|月次運用レポート(2023年5月31日基準)

 

どちらのファンドも同じようにベンチマークに沿った運用になっていますが、たわらノーロードがベンチマークを若干下回っているのに対して、eMAXIS Slim全世界株式は、ベンチマークをわずかですが上回っています。

このように、同じeMAXISの同種のものや、同じベンチマークを採用している他社のインデックスファンドと比較して、高いリターンが出ている点が、eMAXIS Slimが優れている点であり、人気の裏付けと考えられます。

 

eMAXISのまとめ

eMAXISシリーズは、66本と幅広いラインナップがあるので、どのファンドを選べばいいか判断に迷う方も多いでしょう。

ですが、大きく4つに分類されており、株や債券、リートなどの一般的な金融商品に投資したいのであれば、eMAXIS Slimのシリーズから選ぶのがおすすめです。

その中でも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」最も高い評価を得ています。また、運用状況を日々チェックしたい方は、S&P500/日経平均/TOPIXなどの、特定の国の株式指標をベンチマークとするものがわかりやすいです。

ベンチマークに沿って運用されるインデックスファンドは、投資するべき国や地域を見極めることが重要です。今後の成長を見極めて、長期的に運用することを心がけましょう。

 

[付録]eMAXIS 全66種 総ざらい

ここからは、eMAXIS / eMAXIS+ / eMAXIS Slim / eMAXIS Neoの4つのシリーズについて、それぞれの分類ごとに、そこに分類されているすべてのファンドの投資対象や主な特徴と実績について見ていきたいと思います。

それぞれ概要程度ですが、気になるものがあれば参考にしてみてください。

*分野ごとに掲載している表は5月の月次レポートのデータになります。騰落率は過去3年間の実績(ファンドにより設定来に運用期間が異なるため)を載せていますが、運用期間が3年に満たないものは設定来の実績を掲載しています。

 

eMAXISシリーズ

まずは基本となるeMAXISシリーズから見ていきます。

eMAXISシリーズは、「株式」「債券」「リート(REIT)」の3つを投資対象とし、投資対象地域によって、大きく「国内」「海外」「バランス型」の3つに分けることができます。

バランス型のものは、複数の投資対象だけでなく、国内外を組み合わせるなど、複数の投資対象地域に投資します。

それぞれ、以下の本数がありますが、全体をザッと確認していきます。

  • 国内:9本(株式6本、債券2本、リート1本)
  • 海外:18本(株式8本 ※うち米国対象が4本、債券5本、リート5本)
  • バランス型:12本

合計:39本

 

日本国内対象ファンド<9本>

日本が対象のファンドは「株式6本」「債券2本」「リート1本」の計9本です。

<国内株式:6本>

国内株式に投資する6本のファンドが対象としている(=連動を目指している)インデックスと、それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
日経225 36,861 376.17 47.4 0.44
TOPIX 30,407 174.07 44.6 0.44
JPX日経400 20,862 62.68 45.5 0.44
JPX日経中小型 13,952 4.82 30.5 0.44
JAPANクオリティ150 17,293 18.51 33.7 0.44
ジャパンESGセレクト・リーダーズ 14,460 11.37 43.0 0.44

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

メジャーな指数に連動するものとしては、「eMAXIS日経225インデックス」「eMAXIS TOPIXインデックス」「eMAXIS JPX日経400インデックス」があります。

投資対象を絞ったインデックスに対応したものは、「eMAXIS  JPX日経中小型インデックス」「eMAXIS  JAPANクオリティ150インデックス」「eMAXIS ESGセレクト・リーダーズインデックス」の3本です。

過去3年の騰落率を比較すると、主要インデック(日経225、TOPIX、JPX日経400)では大きな違いはありませんでした。また、対象を絞り込んだインデックスは騰落率で主要インデックスを下回りました。

純資産総額では、eMAXIS日経225インデックスが最も多く、後で見ていきますeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)(266.65億円)を上回っています。

 

<国内債券:2本、国内リート:1本>

国内債券及び国内リートに投資する3本のファンドが対象としている(=連動を目指している)インデックスと、それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
国内債券 11,079 90.08 -4.5 0.44
国内物価連動国債 9,763 39.68 7.6 0.44
国内リート 34,325 149.17 22.6 0,44

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

債券を対象とするものは、NOMURA-BPI(国債)に連動した「eMAXIS国内債券インデックス」、NOMURA物価連動国債インデックス(フロアあり)に連動した「eMAXIS国内物価連動国債インデックス」の2本です。

物価連動国債は、利率が固定ですが物価の変動により元本が増減する国債になります。

不動産に投資するリート(REIT)を対象とするものは、東証REIT指数(配当込み)の値動きに連動する「eMAXIS国内リートインデックス」の1本です。

国内債券では、最近のインフレの影響か国内物価連動債インデックスの騰落率が高くなっています。国内リートは後で見ていきます米国や先進国などのリートに比べ低い騰落率でした。

 

海外対象ファンド<18本>

海外が対象のファンドは「株式8本」「債券5本」「リート5本」の計18本です。

<海外株式:8本>

海外株式を対象とするファンドを、投資対象地域別に見ると「米国4本」「全世界、先進国、新興国、アジアが各1本」の計8本あります。

米国に投資する4本のファンドが対象としている(=連動を目指している)インデックスと、それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
NYダウ 34,786 441.71 74.7 0.66
S&P500 ※1 15,811 309.40 58.1 0.33
S&P500クオリティ高配当 ※2 10,056 25.82 0.6 0.33
NASDAQ100 ※3 14,877 660.06 48.8 0.44

※1:2020年12月14日設定  ※2:2023年1月12日設定  ※3:2021年1月29日設定
※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

米国に投資するものは、

  • eMAXIS NYダウインデックス:NYダウ(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動
  • eMAXIS S&P500インデックス:S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動した値動きを目指す
  • eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス:S&P500の採用銘柄から高配当な銘柄を選んだ指数に連動
  • NASDAQ100インデックス:ITなどハイテク銘柄が多いNASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)に連動

の4本ファンドがあります。

米国株式に投資をするeMAXISでは、NYダウインデックス以外は運用期間が3年に満たないためNYダウインデックスとの実績比較はできませんが、NASDAQ100インデックスは、eMAXIS Slimにない投資対象のため純資産総額が比較的大きく約660億円となっています。

 

また、アメリカに限らず全世界に投資する4本のファンドが対象としている(=連動を目指している)インデックスと、それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
全世界株式(日本除く) 45,779 271.00 74.5 0.66
先進国株式(日本除く) 48,484 698.97 79.5 0.66
新興国株式 19,135 347.83 43.3 0.66
日経アジア300インベスタブル 11,329 14.77 46.3 0.33

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

全世界ではMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算 ベース)に連動した動きを目指す「eMAXIS 全世界株式インデックス」があります。

先進国は、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動した動きを目指す「eMAXIS先進国インデックス」になります。

全世界・先進国とも日本を除いている点に注意しましょう。

 

新興国の株式を対象としたものでは、「eMAXIS新興国株式インデックス」があります。
このファンドが連動を目指すインデックは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)です。

アジアの株式を対象としたファンドが、「eMAXIS日経アジア300インベスタブル・インデックス」になります。

連動する指数は、「日経アジア300インベスタブル指数(トータル・リターン・円換算ベース)です。
この指数は、中国、香港、韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タ イ、インドなどの上場銘柄の中から300社を選んで構成されています。

騰落率を見あると、先進国を組み入れたファンドの騰落率が高く、特に米国の組み入れ比率が高い先進国インデックスの騰落率が最も高くなりました。

全世界株式と先進国株式の米国の資産構成や組入上位銘柄はそれぞれ以下の通りです。

(全世界株式インデックス)

参考:eMAXIS 全世界株式インデックス|月次レポート(2023年5月31日現在)

(先進国インデックス)

参考:eMAXIS 先進国株式インデックス|月次レポート(2023年5月31日現在)

 

<海外債券:5本>

海外債券に投資する5本のファンドが対象としている(=連動を目指している)インデックスと、それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ただし、円高円安の為替リスクに備えるために為替のヘッジをしているファンドが2本あるので運用地域で分けると「先進国」「新興国」「豪州」の3つです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
先進国債券 15,052 136.99 7.4 0.66
先進国債券(為替ヘッジあり) 8,410 6.97 -19.2 0.66
新興国債券 14,717 50.29 18.6 0.66
新興国債券(為替ヘッジあり) 7,148 13.76 -25.5 0.66
豪州債券 11,653 2.78 9.5 0.66

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

 

先進国を対象としたものは、「eMAXIS先進国債券インデックス」と「eMAXIS先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)」の2ファンドです。

前者がFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に後者がFTSE世界国債インデックス(除く日本、円ヘッジ・円ベース)に連動した運用を目指します。

新興国を対象としたものも、先進国と同じように為替ヘッジの有り/無しで2ファンドになります。

「eMAXIS新興国債券インデックス」と「eMAXIS新興国債券インデックス(為替ヘッジあり)」の2ファンドで、前者がJPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円換算ベース)、後者がJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジ・ 円換算ベース)に連動した運用を目指します。

「eMAXIS豪州債券インデックス」は名前の通り豪州を投資地域にし、FTSEオーストラリア国債インデックス(円換算ベース)に連動した運用を目指しているファンドです。

海外債券については円安の影響が大きく、新興国債券の3年間の騰落率が最も高い結果になりまた。
また、円安効果がない為替ヘッジありは、先進国・新興国とも騰落率はマイナスでした。

 

<海外リート対象:5本>

海外のリートに投資するファンドは、対象地域別に5本あります。対象地域は先進国(日本を除く)、米国、欧州、豪州、新興国です。

5本とも為替ヘッジをするタイプはありません。

それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
先進国リート 35,245 143.39 50.8 0.66
米国リート 14,670 18.07 56.7 0.66
欧州リート 8,462 4.74 21.5 0.66
豪州リート 14,912 6.46 52.8 0.66
新興国リート 9,140 30.97 63.7 0.66

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

それぞれが対象とするインデックスは以下の通りです。

  • eMAXIS先進国リートインデックス
    :S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)
  • eMAXIS米国リートインデックス
    :S&P米国REITインデックス(配当込み、円換算ベース)
  • eMAXIS欧州リートインデックス
    :S&PヨーロッパREITインデックス(配当込み、円換算ベース)
  • eMAXIS豪州リートインデックス
    :S&P/ASX 200 A-REITインデックス(配当込み、円換算ベース)
  • eMAXIS新興国リートインデックス
    :S&P新興国リートインデックス(配当込み・円換算ベース)

ここで「先進国」「欧州」「新興国」の3つについて、それぞれポートフォリオ上位を確認しておきましょう。

先進国リートは、下の表のように、組入上位通貨 / 組入上位銘柄とも米国の比率が高く、上記の全世界株や先進国株以上に米国の影響が大きくなります。

参考:eMAXIS 先進国リートインデックス|投資信託説明書 (交付目論見書)使用開始日 2023.4.26

また、欧州リートは下の表のように通貨や投資上位の銘柄ではイギリスが大きな比率を占めています。

参考:eMAXIS 欧州リートインデックス|投資信託説明書 (交付目論見書)使用開始日 2023.4.26

 

新興国リートについては、組入通貨、上位銘柄の国とも先進国の比べて突出したところがなく、広く分散されている印象があります。

参考:eMAXIS 新興国リートインデックス|投資信託説明書 (交付目論見書)使用開始日 2023.4.26

3年間の騰落率では、米国、先進国、豪州の順でした。

先進国は欧州が足を引っ張ったと考えられます。

 

バランス型ファンド<12本>

複数の投資対象や投資地域に分散して投資するバランス型のファンドですが、その中にもいくつか類似しているものがあります。まずは資産を均等に分散するタイプについて見ていきましょう、

資産を均等の分散するタイプのファンドは、

  • eMAXIS債券バランス(2資産均等型)
  • eMAXISバランス(4資産均等型)
  • eMAXISバランス(8資産均等型)

の3つがあります。

eMAXIS債券バランス(2資産均等型)は、「国債債券50%、ヘッジ付先進国債券50%」と均等に分散投資をするファンドです。先進国債券には為替ヘッジを付けているので安定した運用が期待できるファンドですが、為替変動によりリターンはありません。

参考:eMAXIS 債券バランス(2資産均等型)|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

 

次に、「eMAXISバランス(4資産均等型)」は、国内株式、先進国株式、国内債券、海外債券に25%ずつ均等にマザーファンドに分散投資するファンドです。

参考:eMAXIS バランス(4資産均等型)|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

 

最後に「eMAXISバランス(8資産均等型)」は、株式と債券を国内、先進国、新興国に分散し、リートは、国内、先進国に12.5%ずつ均等に分散して運用するファンドになります。

参考:eMAXIS バランス(8資産均等型)|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

また、同じカテゴリーに分類されているものに「eMAXISバランス(波乗り型)」があります。これは、ポートフォリオ全体の30%を「そのとき調子がいいものに投資する」というトレンドに乗っかった戦略で、この30%の内訳は常々変化します。

参考:eMAXIS バランス(波乗り型)|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

 

残りの国内株式、先進国株式、新興株式、国内債券の割合は決まっていますが、トレンドの配分によって、ポートフォリオ全体のバランスは大きく左右されます。

 

それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
債券バランス(2資産均等型) 9,399 1.97 -12.2 0.44
バランス(4資産均等型) 14,882 66.33 29.2 0.55
バランス(8資産均等型) 25,537 446.56 32.4 0.55
バランス(波乗り型) 20,975 43.31 21.2 0.55

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

過去3年間の騰落率は、8資産均等型の債券への投資比率が低いことが寄与して他の3ファンドより高い結果になりました。

 

次に「最適化バランスシリーズ」について見ていきます。

eMAXIS 最適化バランスは、イボットソン・アソシエイツ・ジャパンが算出する最適化バランス指数に連動するように運用ファンドになります。最適化バランス指数は、下の表のようにリスクに応じて5つに分けられています。

リスクが低い順に

  • eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー):6%
  • eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー):9%
  • eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー):12%
  • eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード):16%
  • eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー):20%

になります。

それぞれのバランスが目標とする水準のイメージは以下の通りです。

参考:eMAXIS 最適化バランス|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

 

それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りで、過去3年間は株式の比率が高いファンドの騰落率が高くなっています。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
マイゴールキーパー 11,827 44.60 11.3 0.55
マイディフェンダー 13,423 24.29 22.2 0.55
マイミッドフィルダー 14,965 97.93 32.2 0.55
マイフォワード 17,016 60.37 46.1 0.55
マイストライカー 18,874 92.08 55.1 0.55

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

 

最後に「マイマネジャーシリーズ」のバランスファンドが3つあります。マイマネージャシリーズは、投資家の年齢に応じて投資資産のバランスを変えていくライフサイクルファンドです。

10年刻みで生まれ年に応じて、「eMAXIS マイマネジャー1970s」「eMAXIS マイマネジャー1980s」「eMAXIS マイマネジャー1990s」の3ファンドが用意されており、年齢が高くなるとリスクを下げた運用をします。

それぞれのファンドの2023年1月末現在の投資比率は以下の通りです、

参考:eMAXIS マイマネージャー|投資信託説明書(交付目論見書)使用開始日2023.4.26

 

それぞれの「基準価格」「純資産総額」「騰落率(過去3年)」「信託報酬」は以下の通りで、過去3年間と騰落率は、株式の比率が高いほどいい実績になっていますが、3ファンドとも純資産総額が1億円にも満たない点に注意が必要です。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
マイマネージャ1970s 13,176 0.54 30.1 0.55
マイマネージャ1980s 14,346 0.68 42.0 0.55
マイマネージャ1990s 15,064 0.69 54.7 0.55

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

eMAXIS Slimシリーズ

eMAXIS Slimは、「とことんコストにこだわった資産形成ツール」という位置づけの信託報酬を抑えたファンド群になります。

eMAXIS Slimでは、とことんコストにこだわるためのポイントを4つ挙げています。

  1. 購入時・解約時手数料 0円
  2. 業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける
  3. 取引はオンライン、目論見書は電子交付のみでコストを削減
  4. ファンドが大きくなる(純資産総額が増える)と実質的な信託報酬率がさらに低くなる

 

eMAXIS Slimのラインナップは、

<国内ファンド:5本>

  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
  • eMAXIS Slim 国内債券インデックス
  • eMAXIS Slim 国内リートインデックス
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<海外ファンド:6本>

  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  • eMAXIS Slim 先進国リートインデックス
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(日本除く)
  • eMAXIS Slim 全世界株式オール・カントリー

<バランスファンド:2本>

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

 

これら全13本のうち、投資対象がeMAXISと重複するファンドが11ありますが、マークの2つ「eMAXIS Slim(全世界株式オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)」はeMAXIS Slim独自のファンドです。

この2つのファンドだけが、eMAXIS全体の中で日本を含めた全世界株式を対象としているファンドになります。

eMAXIS Slim(全世界株式オール・カントリー)は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動するように運用するファンドです。

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)は、日本、先進国、新興国の個々の市場規模を勘案せず、均等に投資をするファンドです。

連動するインデックスは、

  • 日本株:東証株価指数(TOPIX)(配当込み)
  • 先進国:MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
  • 新興国:MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円換算ベース)

になります。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
国内株式(TOPIX) 15,857 723.18 45.8 0.143
国内株式(日経平均) 14,539 279.91 48.7 0.143
国内債券 9,874 189.20 -3.6 0.132
国内リート 9,547 129.32 23.4 0.187
先進国株式 21,859 4,590.80 82.6 0.09889
先進国債券  12,119 693.51  8.1 0.154
先進国リート  11,741 214.96  52.6 0.22
新興国株式  12,804 1,094.44  45.2 0.1859
米国株式(S&P500)  20,875 21,127.44  87.6 0.09372
全世界株式(日本除く)  18,420 2,541.47  77.4 0.1133
全世界株式(オールカントリー)  18,280 11,027.73   75.2 0.1133
全世界株式(3地域均等型)  15,219 75.43   57.7 0.1133
バランス(8資産均等型) 14,066 1,958.08 33.8 0.143

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

過去3年の騰落率では、87.6%の米国株式(S&P)、82.6%の先進国株式インデックス、75.2%の全世界株式(オールカントリー)と米国株の比率が高いファンドほど実績が高いことがわかります。

 

eMAXIS+シリーズ

eMAXIS+(プラス)のファンドは、現在「eMAXISプラス コモディティインデックス」の1本だけです。

コモディティとは、原油やガソリンなどのエネルギー、金やプラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といった、商品のことです。

株式や債券、リートと違った値動きをする投資対象を探している人向けのファンドになります。

連動を目指す指数は、ブルームバーグ商品指数トータルリターン(円換算ベース)です。セクター別構成割合と構成銘柄(2023年1月30日時点)は以下の通りです。

出典:eMAXISプラス コモディティインデックス|投資信託説明書 (交付目論見書) 使用開始日 2023.4.26

過去3年間の騰落率は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
コモディティインデックス 10,920 114.94 103.4 0.90

コモディティへの投資はコストが高く、信託報酬も0.90%とeMAXIS全66本の中で最も高くなっています。

 

eMAXIS Neo

eMAXIS Neoは、特定のテーマ(分野)に投資するインデックスファンドです。

一般的なテーマ型投信はアクティブファンドが主なためコストが高くなりがちですが、eMAXIS Neoの場合は、インデックスファンドのため購入時手数料・信託財産留保額もかからず、信託報酬も低いのが魅力です。

現在、投資できる分野は「宇宙開発」「ロボット」「遺伝子工学」「バーチャルリアリティ」「ナノテクノロジー」「ドローン」「自動運転」「フィンテック」「ウェアラブル」「グリーンテック」「電気自動車」「コミュニケーションDX」「水素エコノミー」の13分野、13ファンドです。

各ファンドは、S&P Global Inc.の100%子会社のKENSHO社が開発したそれぞれの指数に連動するように運用されています。過去3年間の騰落率は以下の通りです。

ファンド名
(対象インデックス)
基準価格
(円)
純資産総額
(億円)
騰落率 ※過去3年
(%)
信託報酬
(%)
宇宙開発 17,033 46.39 72.4 0.792
ロボット 16,099 21.86 71.4 0.792
遺伝子工学 8,711 19.52 -18.7 0.792
バーチャルリアリティ 35,415 111.90 184.0 0.792
ナノテクノロジー 14,520 32.13 50.1 0.792
ドローン 17,713 16.74 90.3 0.792
自動運転 22,405 135.40 88.1 0.792
フィンテック 12,238 15.56 20.3 0.792
ウェアラブル 24,565 16.28 86.9 0.792
クリーンテック 9,671 29.08 -3.3 0.792
電気自動車 6,384 38.46 -36.2 0.792
コミュニケーションDX 8,460 4.30 -15.4 0.792
水素エコノミー 10,205 7.94 2.1 0.792

※eMAXISシリーズ月次レポート(2023年5月31日現在)より筆者作成

テーマにより騰落率のばらつきがあり、S&P500などに比べて基準価額の変動幅が大きくなりりやすい傾向にあります。

全世界や先進国の株式に投資するインデックス・ファンドをメインとしつつ、サブとしてその時々の旬なテーマに投資したい時に考えたいファンド群として捉えると良いでしょう。