用語解説

【用語解説】イベント・ドリブン

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イベント・ドリブン投資とは

イベント・ドリブン投資とは、企業の特定のイベントを契機として生じる株価の一時的な乖離(=ミスプライス)を利益の源泉と見定める投資戦略です。

企業の特定のイベントには、「合併・買収(M&A)」「倒産」「スピンオフ」「リストラ」などはあり、一連の重大な企業イベントの発生前後に発生する市場の反応=株価の変化を利用します。

 

イベント・ドリブン投資は、基本的に「プライベート・エクイティ」や「ヘッジファンド」のような機関投資家が良く使う戦略ですが、これはイベント・ドリブン投資を成功するためには、企業イベントを深く理解し、これらのイベントが企業の株価にどのように影響を及ぼすかを正確に予測する必要があり、高度な分析能力と市場動向への深い洞察を必要とするためです。

イベント・ドリブン投資のポイントは、企業イベント(M&Aなど)が株価にどのような影響を与えるかを事前に見極め、それに備えて株の準備(仕込み)を行うことです。

 

イベント・ドリブン投資の例

イベント・ドリブン投資戦略の典型例として、合併や買収(M&A)の発表が挙げられます。

買収が公に発表されると、一般に対象企業の株価は上昇します。

この時、熟練した機関投資家やアナリストチームは、買収の詳細、規制環境、両社のサービスや製品の相互適合性など、多面的な分析を通じて、買収が成功する可能性を評価します。

この分析に基づき、買収が成功すると予測された場合、投資家は対象企業の株式を購入し、買収完了後の市場の反応による株価調整=株価の上昇を経て利益を得ることを目指します。

反対に、買収が不成立に終わるリスクも考慮し、その場合の株価下落を予測することも重要です。買収が実現すれば株価はさらに上昇する可能性があり、この予測が正しければ、投資家は高いリターンを享受できます。

 

このように、イベント・ドリブン投資戦略では、企業イベントを深く分析し、その結果を予測することで、一時的な市場の乖離を利益に変えることが目指されます。

 

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