用語解説

【用語解説】ロング/ショート

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ロング(ロングポジション)とは

ロングポジションとは、投資家が証券や他の資産の価格上昇を期待して購入することです。

ロングポジションは、主に価値が増すことを見込んでいる有価証券(株式や債券、外国為替、コモディティなど)に投資する際に採用されます。

ロングポジションを取る投資家は、資産を長期保有することで、その価値が増すことを期待しています。

 

ロングポジションの利点とリスク

ロングポジションは、市場が成長することを基本的に前提としており、経済が成長し続ける状況下で、ロングポジションは利益を得ることができます。

長期的には、株式市場は成長する傾向にあるため、ロングポジションはこの自然な成長から利益を得ることができます。

しかし、市場の変動には常にリスクが伴い、経済状況が悪化した場合や、市場の急落が発生した場合などに、大きな損失を被る可能性もあります。

 

ロングポジションの戦略と例

投資家がロングポジションを取る主な戦略は、「バイ・アンド・ホールド」です。これは、資産を購入して長期間保有し、その間の価格上昇を通じて利益を得る方法です。

例えば、ある投資家がアップル社の株式を購入し、数年間保有することで、その価値が大幅に増加することを期待する場合、「アップル株をロングしている」などと言います。

 

ショート(ショートポジション)とは

ショートポジションは、投資家が証券の価格が下落することを予測して、先に売り、後に買い戻す戦略です。

これは、価格が下がると予想される証券を借りて売り、価格が下がった後に同じ証券を低価格で買い戻し、差額を利益として得る方法です。

ショートセールは一般的に高リスクであり、特に市場が予想に反して上昇した場合に大きな損失を被る場合があり、理論上損失は無限になり得ます。(※ロングポジションの場合、損失は最大でも投資額の全額までになります)

 

ショートポジションのリスクと注意点

ショートポジションの最大のリスクは、価格が上昇すると無制限の損失が発生することです。

ショートポジションを取るには、通常、証券会社から株を借りる必要があります。これは「証拠金取引」として知られ、トレーダーは借入金に対して金利を支払う必要があります。

 

ショートポジションの実例

ショートポジションの投資が注目を集めた例として、2008年にフォルクスワーゲンの株がショートスクイーズにより急上昇した事件があります。多くの投資家が空売りを行っていたところ、株価が急騰し、大量の買い戻しを余儀なくされたため、莫大な損失を被った投資家が数多く生まれてしまいました。

このような事態に陥らないためにも、ショートセールを行うトレーダーは、市場の動向を非常に注意深く監視し、予想外の市場変動に迅速に対応する必要があります。

 

まとめ

ロングとショートのポジションは、市場の異なる側面に焦点を当てた投資戦略です。

ロングポジションは市場の成長を利用し、ショートポジションは市場の下落を利用します。どちらの戦略もそれぞれのリスクとリターンがあり、適切な市場分析とリスク管理に基づいて、その都度適切な戦略を選ぶことが成功の鍵となります。

 

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