おすすめの資産運用

1000万円の資産運用4選!おすすめとポイントを解説

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資産運用が誰にでも必要な理由

今や資産運用は誰にとっても絶対に必要です。

「投資=怖い」というイメージは今すぐに捨てなければいけません。

 

そもそもほとんどの人が銀行に「貯金(預金)」をしているかと思いますが、銀行預金も立派な資産運用の一つです。

自分の持っている資産を、株に変えるのか、不動産にするのか、円じゃなくてドルにするのか、銀行の預金にするのか、、、の違いであり、「預金」という形で資産を持つことも広い意味では運用にあたります。

これまで(昭和〜平成初期)は預金でも十分資産運用になっていましたが、最近では他の形に資産を変える方がより有効なのです。

そもそもなぜ日本人がこれまで積極的な投資をしてこなかったかというと、1980年代後半〜1990年頃は銀行預金の金利が6%以上もあり銀行に資産を預けているだけで十分な利回りを得ることができました。

つまり、昔は「投資をせずに貯蓄をすることが良かった」のではなく、「銀行に預金するという形で資産運用することが効果的だった」のです。

ですが、昨今は超低金利で0.002%程度しか利子もつかず、これでは運用として不十分です。

 

一方で、物価は着実に成長しています。

突然の値上げに困惑し、インフレを悪いことのように考えている人もいるかもしれませんが、物価が上昇することは経済が成長していることの証明です。

国としても「物価上昇2%」を目標として掲げており、実際にこれは達成されています。

物価が2%上昇すると、現在100円で買えているものが、来年には102円、10年後には122円、20年後には148円になります。

つまり、今手元にある100円を「減らないように」と銀行に預けて握りしめていても、その価値はどんどんと下がっていってしまうのです。

 

そう考えるとむしろ資産運用をしていないことの方がリスクがあります。

銀行に預金する以外の方法で、きちんと投資・資産運用をして、最低でも年2%以上の利回りで増やしていくことが、誰にとっても非常に重要なのです。

  • 貯蓄=安全
  • 投資=リスク

という誤った認識を今すぐ改めましょう。  

 

資産運用の目安は「1,000万円」

資産運用が確実に必要ということに変わりはありませんが、なんでもいいからとにかく手を出せばよいわけではありません。

 

投資・運用は「割合(年利)」で増えていきます。足し算ではなく、元本に対する掛け算なので、ある程度の元手があった方がより大きな成果を得やすいです。

1.000円を10倍(1000%)にしても1万円にしかなりませんが、1,000万円の元本があれば年5%で50万円もの利益になります。

それであれば日雇いのバイトでもしていた方がマシです。

学生や若者など、まだあまり自由に運用できる資金に余裕がない人は、まずは大きな成果を狙いすぎず、勉強のつもりで様々な運用をしながら、収入UP(副業やスキルアップなど)と節約(ポイ活や節税など)を上手く組み合わせて運用の元手を増やすことも忘れないようにしましょう。

貯蓄こそ「足し算」で増えていくものであり、資金が少ないうちこそより大きな効果を発揮します。

本格的に運用で資産形成を考え始める目安は「1,000万円」と言われています。

1,000万円を年5%で運用すれば20年後には約2,650万円にもなり、老後の資金や人生設計にインパクトを与えるほどの資産の増加になります。

この「1,000万円」というラインは退職金や相続などでまとまった現金が入ってきた場合にも資産形成を考える一つの目安になるはずです。

また1,000万円を運用に充てることができると、投資の選択肢の幅が一気に広がるのも、運用のポイントになります。

最近は投資をよりメジャーなものにしようと、少額から手軽に誰でも簡単に始めることができるような工夫・サービスが増えてきていますが、本来はある程度の資金があってこその資産運用です。

より質の良い、レベルの高い投資をして安定したリターンを得られるようになるのが1,000万円というラインです。

⬇︎1000万円以上の運用についてはこちら⬇︎

 

おすすはどれ?投資のポイント解説

具体的な投資先について、それぞれポイントを見ていきましょう。 それぞれ一長一短がありますが、

  • どんな成果が欲しいか
  • どの程度の知識があるか
  • 知識、年齢、資金力 etc.

などによって合う/合わないがあります。

ここではメジャーな4つ「株」「投資信託」「不動産」「ヘッジファンド」について解説していきます。

 

投資と言われてまず初めに思いつくのが「株」かもしれません。

株は、買った株の値段(=株価)が上がれば、売却したときに利益を得ることができますし、逆に下がれば損をします。

これを「キャピタルゲイン」と言います。

加えて、株主として株を保有している間は配当を受け取ることができます。

こちらは「インカムゲイン」と言います。

 

株は、投資の初心者からプロ、大手の金融機関、国家レベルで運用しているまさに投資の王道ですが、その本質は奥が深く難易度も最上級です。

 

はっきり言って素人が簡単に手を出して安定した資産形成ができるような生やさしいものではありません。知識も必要になる上、企業情報の調査や研究など、圧倒的な専門性が必要になります。

SNSで集客しているような「誰でも月数十万円稼げるようになります!」系の情報商材では決して辿り付かないレベルです(こんなものだいたいほとんどが詐欺みたいなもんです)

 

ただ、一方で極めることができれば・・・・・・・・・・最も着実な成果が期待できます。 比較的少額から始めることもできるので、

  • 株に非常に興味があり自分であれこれ調べてみたい人
  • 株を通じて投資の勉強をしたい人

などにはおすすめできるかもしれません。

株式投資について

株の特徴
 ⚫︎少額から始められるとはいえ最高難度
 ⚫︎投資の王道

株のポイント
 ⚫︎高い専門性、時間やコストが必要

おすすめの人 おすすめできない人
・知識、経験が十分にある人(プロ)
・株を通じて投資の勉強をしたい人
 ※本気の運用とは別枠
・投資の知識や経験が不十分な人
・自分自身で運用をやり切る自信がない人

 

 

投資信託

今、投資をしている人が最も多いのが「投資信託」かもしれません。投資信託は株式を組み合わせたもので、価格(投資信託の場合は基準価格)の上下や分配金(株式における配当)で収益が決まる点は似ています。

 

「投資信託はプロが運用しているから安心!」などと言っている人もいるようですが、実はこれが大きな誤りです。

投資信託とは、ファンドごとに予め決められたルール(戦略)に則って運用されるものであり、どのファンドに投資するかを選ぶのが非常に重要でその点の難しさは株と変わりません。

 

投資信託で運用するメリットは、株が会社単位(トヨタやソニーなど)で投資先を選ぶのに対して、投資信託は業界(自動車業界、通信業界など)や地域(アメリカ、中国、全世界など)といったもう少し大きな範囲で投資先を選べる点にあります。

会社単位ではよくわからなくても、業界や国、地域単位で投資したい先がある人には向いていますが、結局はどの投資信託もそれに属する会社の集まりであり、各社の株が割高であれば意味がありません。

例えば「IT業界の投資信託」はIT業界全体が成長すれば伸びると思っている人がいますが、それの大部分を占めるGAFAのような主要企業の株価が割高の場合思ったほどの成長は得られないかもしれません。

ひとまとめにして簡易に投資できる利便性はありますが、業界や地域単位で株価が割安かどうかをきちんと確認する必要があるので、ある種個別株よりも調査や分析が難しく、難易度が高い側面もあります。

投資信託について

投資信託の特徴
 ⚫︎ファンドごとに決められたルールに則って運用される
 ⚫︎少額からはじめられて投資している人が多い

投資信託のポイント
 ⚫︎業界や地域といった広い範囲に簡単に投資できる

おすすめの人 おすすめできない人
・業界、地域、国レベルで魅力的/興味のある投資対象がある ・周りと同じものになんとなくで投資を考えてしまっている
・経済全体のマクロに対する理解が薄い

 

投資信託には様々なメリット・デメリットがありますが、総合的に見ると個人的にはおすすめできません。

見かけの手数料が安く少額から始められることが人気のポイントになっていますが、実は総合的に見ると株式市場全体の平均よりもパフォーマンスは悪く、仕組みも複雑で無駄なコストが多くかかっているという弊害もあります。

投資信託については以下の記事で解説しているので詳しくはこちらをご一読ください。

https://asset-management-guide.com/invest-trust-not-recommended/

 

不動産

不動産は、いわゆる資産運用としてではなく多くの人が既に手をつけている可能性があります。

賃貸か持ち家かを検討し、既に持ち家がある人の場合、それは立派な資産運用です。

 

不動産投資は、銀行からの借入(ローン)によって自己資金を少なく、レバレッジの効いた運用ができるのが特徴です。

月々の返済はできるけれど、まとまった頭金がない人などには、大きな運用を始めることができるという点で優れています。

 

売却益によるキャピタルゲインや、不労所得としての家賃収入をインカムゲインとするなど美味しい話があるように感じている人もいるかもしれませんが、不動産投資はそんなに簡単なものではなく、持っているだけで儲かる/売ったときに儲かったというような優良物件はなかなか簡単に手に入りません。

不動産投資の本質はむしろ、物件オーナーとしての様々な特権(節税効果)低リスクでレバレッジを効かせて運用ができること、保険としても活用できる点(団信)にあります。

不動産投資の仕組みについても以下の記事で詳しく解説しているので興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

https://asset-management-guide.com/real-estate-investment-recommendation/

不動産投資について

不動産投資の特徴
 ⚫︎ローンを組んでレバレッジの効いた運用ができる

株のポイント
 ⚫︎頭金を少なく投資ができる
 ⚫︎節税効果や保険などの副次的なメリットがある

おすすめの人 おすすめできない人
・運用に充てる自己資金が少ない
・月々の収支が安定していて生活に余裕がある
・不労所得としての家賃収入が欲しい
・売却益で儲けたい
 ※ムリではないがかなり難しい

 

 

 

ヘッジファンド

ヘッジファンドは、いわゆるプロの投資家に資産を預けて運用してもらう資産運用のサービスです。

ヘッジファンドは、様々な金融機関の中でも、総じてトップクラスにパフォーマンスが高く利回りも安定しているという特徴があります。

最近はヘッジファンドを模倣してファンドラップなどのサービスが増えていますが、どれも質の低い劣悪版です。

 

ヘッジファンドは、そもそも投資を事業としている人たちに資産を預けるものであり、投資する側(私たち)が投資先や個別の銘柄などについてあれこれと考える必要はありません。

投資家側がするべきは

  • そのファンドの投資の戦略や手法に共感・納得ができるか
  • そのファンドのパフォーマンスに期待ができるか(過去の実績などから見て)
  • そのファンドが信頼できるか

などの、ファンドそのものに対する評価です。

そのため、投資や金融に対する知識や経験があまりなくとも安心して運用できる点がメリットになります。

 

基本的には機関投資家や金融機関といった、いわゆるプロ投資家の資金を預かって運用する組織のため、投資のハードルが高い(目安は最低でも1,000万円)のが難点ですが、 運用資金に余裕がある人にとってはおすすめできます。

ヘッジファンドについて

ヘッジファンドの特徴
 ⚫︎プロ投資家に資産を預ける投資
 ⚫︎パフォーマンスが高く安定したリターンが期待できる

ヘッジファンドのポイント
 ⚫︎重要なのは「ファンドそのもの」を選ぶこと
 ⚫︎投資や金融の知識がなくてもOK

おすすめの人 おすすめできない人
・運用資金に余裕がある(1,000万円以上)
・自分で投資をする自信や、時間の余裕がない(誰かに運用して欲しい)
・投資は自分の力でやりたい(他の人は信用できない)
・少額から運用を始めたい

ヘッジファンドは、日本では馴染みが薄くあまりイメージがわかないという人もいるでしょう。

ヘッジファンドについての一般的な仕組みや特徴、おすすめファンドの紹介やファンド選びのポイントなども以下の記事で解説しているので、興味のある人はぜひこちらも併せてご一読ください。

https://asset-management-guide.com/what-is-hedgefund/