おすすめの資産運用

これだけ知れば大丈夫な投資/資産運用の心得10ヶ条

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「資産運用に興味があるけれどなかなか一歩が踏み出せない」
「周りがどんどん投資を始めているがよくわからないから不安がある」
「忙しい中で何から手をつけていいのかわからない」

様々な理由があって、投資や資産運用をなかなかスタートできていない人はまだまだ少なくありません。

確かに人生を大きく左右する資産運用に踏み出すのは勇気がいることかもしれませんし、よくわからない人にとって尻込みしてしまいたくなる気持ちもわかります。

 

そんな人たちに向けて「これだけは知っておいきたい!」「これだけ押さえておけば大丈夫!」という投資/資産運用をする上で大事な10の心得をお伝えします。

既に資産運用を始めている人にとっては当たり前のこともあるかもしれませんが、様々なものに投資をしていく中で意識が薄れたり、忘れてしまっているものもあるかもしれません。

ぜひこの機会に改めて振り返ってみてください。

はじめてみることが肝心 / 少額からでもOK

資産運用をする上で大事なのは、まずは少額でもいいので何かに投資を始めてスタートしてみることです。

いくら頭で考えていても実際にはじめてみなければ感覚を掴むことはできませんし、実際に投資をしてみることで一気に実感がわくと思います。

 

もちろん、いきなり多額の資金を投じる必要はありません。生活に支障のないレベルで、無理のない範囲で少額からコツコツ始めてみましょう。

ここがポイント

資産運用の経験がない人が、はじめて何かに投資をする時、「そこに投資しているお金を全て使ってる」ような気がするかもしれません。

ですが、実際は違います。

仮に3万円分何かに投資をしたとして、それが1週間後に1%減ってしまったとしても損失は300円であり、もし嫌になって売却すれば、2万9,700円は手元に返ってきます(※厳密には手数料が引かれますが)

投資とは、資産の形を別の何か(株や債券、投資信託、不動産など)に変えることであり、消費とは異なります。

 

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複利で長期積立運用する

投資の方法(スタイル)は様々ありますが、将来のための資産形成を目指すためにも、基本的には「長期」で「積立」ながら運用することをおすすめします。

 

資産運用をする中で、最も重要な要素の一つに「複利」があります。複利とは、投資で得た利益を元本に上乗せして、運用していく投資の方法です。

複利で運用することによって、資産を雪だるま式に増やしていくことができるため、リスクの高い運用をしなくても、将来的に資産を何倍にもすることができます。

投資初心者の中には、配当/分配金のあるものが魅力的に感じる人もいるでしょう。

定期的にお小遣いが入ってくることは確かに嬉しいポイントかも知れませんが、配当にしろ分配金にしろ、それが運用益の中から支払われていたとしても、それは資産の一部を切り崩しているだけであり、厳密には収入ではありません(銀行の残高からATMでお金を下ろしているのと同じです)。

大事なのは、「資産全体」を増やすことであり、手元のお財布の中身ばかり気にしないようにしましょう。

 

リスクとリターンはトレードオフ/無理な投資はしない

「リスクとリターンはトレードオフ」というフレーズを聞いたことがある人は少なくないでしょう。

ハイリターンの可能性があるものにはリスクが伴いますし、リスクを抑えていては、小さいリターンしか得ることはできません。

 

資産運用で大切なのは、リスクとリターンのちょうど良いバランスを見極めることです。

「ちょっとでもたくさん儲けたい/利益が欲しい」となる気持ちもわかりますが、闇雲な資産運用はリスクを伴います。

「自分がいくら投資にお金を使えるのか」「何歳くらいまでにいくらくらいの資産を築きたいのか」といったことから「何年かけて資産を何倍にしたいのか=年何%で運用する必要があるのか」ということを逆算して、リスクとリターンのバランスに注意しましょう。

ちなみに、投資の世界では、世界トップクラスのファンドマネージャで年20%前後の利回りです。1,2年の短い期間であれば、もっと大きなリターンを出す人はいますが、数年〜数十年運用すると、平均はこんなもんなのです。

私たち(素人)個人投資家の目安としては「年5%」くらいの利回りで運用できれば十分に老後の資産を築くことができます。

年5%で運用した場合のシミュレーションや適切な利回りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

オイシイ話はだいたい怪しい

投資をして、様々な情報収集をしていると、思わぬ「オイシイ話」を目にする機会があるかもしれません。それはネット(SNSなど)の広告の場合もあれば、友人・知人から紹介されることもあります。

 

たまたま目にした情報に「ラッキー!」と思いたくなる気持ちもわかりますが、投資の世界でオイシイ話には十分な注意が必要です。

特に「絶対儲かる!」や「ここだけの話」といった強いキーワードについつい釣られそうになるかもしれませんが、投資の世界にそんな簡単な話はありません。

IPO投資などが「必勝法!」「当たればほぼ確実」などと言われていた時期もありましたが、結局は当たり外れがありました。

そういったオイシイ話は大抵、情報商材だったり、ヒドイ場合は詐欺などの可能性もあります。

そもそも「絶対儲かる!」といったキーワードや、本当はリスクのあるものなのに、あたかも元本保証かのように匂わせる行為は禁止されています。

「月に2%〜3%は手堅い」などと言われると「結構いいかも!」と思ってしまう人もいるようですが、年間で25%〜35%近くも安定してリターンが出る投資があるはずがないと、ある程度の知識がある人であればわかります。

簡単な話に安易に飛びつかないように注意しましょう。

 

人気銘柄=NG?

「最近コレが流行っている」
「次に来る銘柄/業界は〇〇らしい」
「みんながこぞって投資しているあの会社が今人気!」

という理由で投資先を選びたくなる気持ちはわかります。日本人はランキングが大好きですし、皆んなと同じものに投資していれば安心と感じるのかもしれません。

 

しかし、投資の世界では「人気=良い」とは限りません。むしろ、既に人気のもの、多くの人が投資をしているものは、割高になっている可能性が高く、高値で掴まされるリスクがあります。

 

投資とは、本当に価値のあるもの(会社)を見出して、少しでもそれを割安に仕入れて値上がりするまで保有する、というのが基本的な考え方です。

よく「最近株価が上がっているから」という理由で株を買う人がいますが、投資のプロはむしろ「株価が下がったら買い」の判断をします。

会社の価値が下がるような事件があったわけでもなければ、同じ価値のものを安く仕入れることができるようになるため、株価が下がるのは投資家にとってラッキーなはずなのです。

金融小話

投資の世界で有名な逸話の一つに、靴磨きの少年の話があります。

かつて、ウォール街で活躍していたジョセフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディ元米国大統領の父)が、ある靴磨きの少年に靴を磨いてもらっているときに、その少年から「○○の株を買った方がいいよ」と勧められました。

この時に「こんな子供まで投資の話をしているということは、近々株価は暴落する」と感じたケネディ氏は、株価を売却し、見事その後に本当に訪れる暴落を回避したと言われています。

靴磨きの少年のように、普段投資に縁がなさそうな人たちまで投資に興味を持っているということは、市場にたくさんの投資未経験者や初心者が参入しているということのサインであり、加熱しすぎて高騰した株価は近く暴落すると予測されたのでしょう。

このように、たくさんの人が集中し人気が高く慣ればなるほど、黄色信号が点るのが投資の奥深い点です。

制度は十分に活用する

投資をするならお得な制度は絶対に活用するようにしましょう。

資産運用をしたことがない人でも「NISA」や「iDeCo」といった言葉は聞いたことがあるでしょう。

もちろんNISAで運用したからといって確実に利益が得られるわけではありませんが、同じ投資をするなら税優遇されるNISAなどの制度を活用するに越したことはありません。

❌ NISAで投資すれば儲かる

⭕️ 投資するならNISAを活用した方がメリットがある

 

NISAとは

NISAとは「少額投資非課税制度」といって、NISAの枠内での投資にかかる税金が免除される=非課税になる制度です。

通常、株や投資信託に投資して得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISAの枠内であればこれがゼロになります。

  • 通常:投資して100万円→110万円 ▶︎10万円の利益から税金が約2万円引かれる
  • NISA:投資して100万円→110万円 ▶︎10万円の利益が全額手に入る

NISAについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

コストは大事、でもコストに縛られすぎない

どんな投資先にすればいいのか迷っている(特に投資信託を選んでいる)時に、判断基準の一つとなるのが「コスト(手数料)」でしょう。

 

確かに、コストは重要です。年間の手数料が1%違えば、長い目で見た時にパフォーマンスに大きな差ができてしまいます。

また、不確実な将来のリターンについて考えるよりも、わかりやすく明示されている手数料の方が誰にでも比較が簡単で、ついついソコ・・で比べたくなる気持ちもわかります。

 

確かに、同じようなものに投資するのであれば、よりコストが低い方を選ぶべきです。

証券会社など、どの口座で取引しても同じものに投資できるのであれば、より手数料の安いところを選ぶことが重要になります。

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しかし、単にわかりやすいからといってコストを最優先で考えてはいけません。簡単に以下の2つの違いを見てみましょう。

ファンドA
手数料:年1% / パフォーマンス:年10% ▶︎ リターン:10ー1=9%

ファンドB
手数料:年10% / パフォーマンス:年20% ▶︎リターン:20ー10=10%

ファンドBはAの10倍の手数料がかかるにもかかわらず、パフォーマンスは2倍にしかなっていません。ですが、結局投資したときに得られるリターンは、ファンドBの方が高いのです。

 

このように、投資先を選ぶ時に最も重要なのは、最終的に得られるリターンです。また、実際に投資してみればわかると思いますが、手数料のわずかな差よりも、銘柄選びによって現れるパフォーマンスの差の方がはるかに大きくインパクトがあります。

単に「安いから」という理由で、価値のないものに投資してしまい「安物買いの銭失い」にならないよう注意しましょう。

 

楽天VTI / オルカン/ eMAXIS Slimってなに?

投資を始める人の多くが「インデックス投信」を勧められると思います。

インデックス投信とは、特定のインデックス(INDEX)=指標に沿って運用されるタイプの投資信託です。

特定の企業ではなく、経済全体を表す指標(インデックス)に投資するため、個別銘柄に投資するよりも値動きが小さく安定していたり、長期的な成長が期待できるとされています。

代表的なインデックス

  • 日経平均株価(日経225):東京証券取引所プライム市場上場銘柄のうち、代表的な225銘柄の株価の平均
  • 東証株価指数(TOPIX):東京証券取引所上場株式全体の時価総額を表す指標
  • S&P 500:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表しているアメリカの代表的な株価指数

 

そんなインデックス投信の中でも特に人気があって有名なのが「楽天VTI」「オルカン」「eMAXIS Slim」などです。これらを目にする機会は多いと思うので、簡単に解説します。

 

楽天VTIとは

楽天VTIとは「Vanguard」という世界最大規模の資産運用会社がアメリカの株式市場全体に分散して投資する「VTI」という商品に楽天が間接的に投資するものです。

間接的な仕組みにはなりますが、楽天VTIに投資すれば、アメリカ株式全体に投資のと同じような成果が得られます。

楽天VTIとは

  • 投資家→ 楽天VTI→ VTI→ アメリカ株式 という流れで投資される

 

オルカン

オルカンとは、オール・カントリーの略称で、全世界株式に投資するタイプのインデックス投信のことを言います。

数あるインデックスの中でも、メジャーなものは

  • 日本株に連動(TOPIX、日経225)
  • 米国株に連動(SP500、VTI)
  • 全世界株式に連動
  • 先進国 / 新興国株式に連動

などが挙げられます。

特にX(旧Twitter)などでは、次に説明する「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」のことを「オルカン」と呼ぶこともあります。

 

eMAXIS Slim

eMAXIS Slimとは、様々なインデックス投信を抱えている、投資信託のシリーズの一つです。

eMAXIS Slimの中には、先ほどあげたメジャーなインデックス(TOPIXやS&P500など)に加えて債券や不動産(REIT)に連動するものなど、様々なものが用意されています。

 

eMAXIS Slimは、数ある投資信託の中でもトップクラスに手数料が低いことが特徴で、そのコストの低さから人気があります。

先日(2023年8月30日)のプレスリリースで、「eMAXIS Slim(全米株式)」が2023年9月15日に新規に設定、運用を開始されることが発表されました。

これまで、アメリカに関するものは米国株式(S&P500 )のみでしたが、新たにラインナップが追加されることになります。

 

まとまった金額ならプロに任せるのもアリ

ここまで「これから投資を始める」比較的若い人をイメージして、比較的少額からコツコツ進めていくことの重要性や、その際に活用した方が良い制度、人気の銘柄などについて紹介してきました。

 

一方で、中には長いこと貯蓄を重ねてきたが、世の中の風潮も変わり、心機一転投資に踏み出そうという中高年〜年配の方もいらっしゃると思います。

そういった方々の中には、初心者ではありつつも、数百万〜1000万円以上の十分な資金がある方もいらっしゃるでしょう。

 

まとまった資産 / 高額な投資に迫られたとき、自分でアレコレ投資先を考えるのは簡単なことではありません。もちろん失敗したときのダメージも大きいですし、正直「怖い」という思いもありますよね。

 

そういった方々の場合は、自分で一から投資先を考えて運用するのではなく「投資のプロ」に運用をお願いして任せてしまうのも有効な手段だと思います。

十分な資金(元手)があるからこそ、若い人たちにはなかなか手が届かない優秀なファンドに出資して、運用を依頼し、ほったらかしで資産形成してみましょう。この方法は、忙しい人や高所得者層にもおすすめです。

投資=証券口座を作らなければいけない、と思う人も多いでしょうが、ヘッジファンドへ投資であれば、ファンドと直接契約するので、証券口座を作る必要もなく手続きの面でも簡単です。

ヘッジファンドについて以下の記事で詳しく紹介・解説しているのでぜひこちらも参考にしてみてください。

 

投資の神様に学ぶ投資の極意

投資 / 資産運用をはじめる上で重要な、心構えや考え方、制度、人気/おすすめの銘柄などについて紹介してきましたが、先ほども言ったように、投資において最も重要なのは「何に投資するか=銘柄選び」です。

そこで最後に、投資の神様と呼ばれている「ウォーレン・バフェット氏」に、投資の極意を学んでいきましょう。

 

自分に理解できないビジネスに投資しない

投資をしていると人の紹介/おすすめや人気ランキングなどで投資先を選んでしまうことがあります。

もちろんそういったものを参考にすることは大切ですが、「よくわからないけどこれでいっか」と思考を放棄してしまわないよう、自分の頭で考えてその価値が理解できるものに投資するようにしましょう。

10年間株を持てないなら、10分間すら株を持とうと考えてはいけない

投資の基本は、長期投資です。「とりあえず」という安易な考えで投資しないようにしましょう。

投資とは良い株を良い時期に買い、それが良い企業である限り持ち続けることです

株を買ってある程度値上がりすると、すぐに売って利確したくなります。ですが、目先の利益に踊らされることなく、しっかりとその価値に見合った利益を掴むようにしましょう。

まずまずの企業を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うことのほうがはるかに良いのです

本当に価値があるものであれば、少々値が張っても投資することに意味はあります。ちょっと手頃だからといって、簡単な方に逃げないことが重要です。

アメリカの大金持ちは50社のポートフォリオ投資で財を成したわけではありません。彼らの莫大な個人資産は一つの優良ビジネスを突き詰めることによって築かれたのです。

投資の世界には「分散投資」という考え方があります。
1つのものだけ投資せず、様々なものに資産を分けることでリスクヘッジになるということから、分散投資を完全に正しい行為と考えてしまう人がいます。

分散投資がリスクを軽減することに間違いありませんが、リターンを得るチャンスを逃すことにもなりかねません。

正しく資産形成するためには、本当に価値のあるものを見極めてある程度集中して投資することも重要です。

多くの人はみんなが株式市場で加熱しだすと興味を持ちます。でも本当はみんなの興味がないときに興味を持たないといけない。すでに人気上昇中の株は買えません。

これは先ほど書いた「靴磨きの少年の話」の通りですね。

秘訣はすることがないときには何もしないことだ。

投資/運用をしていると、何がなんでも何かしらの銘柄に投資をしなければいけないという気持ちになります。

ですが、自分が投資したいと思える銘柄がない場合には、無理に投資せずにキープしておくことも有効な手段です。